「輝く今日を見つめて」2016.4.15


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世界で最も貧しい大統領

2010年より2015年2月末までウルグアイ第40代大統領を務めたムヒカ元大統領。
愛称は「エル・ペペ」。彼は給与の大部分を貧しい人々を救う為の財団に寄付し、
月1000ドル強で生活し、その質素な暮らしから「世界で最も貧しい大統領」と
して知られています。
 
 ウルグアイの貧困家庭に生まれ、家畜の世話や花売りなどで家計を助け
ながらも、1960年代に入って極左都市ゲリラ組織ツパマロスに加入、ゲリラ
活動に従事します。

 大学卒業後、ツパマロスと治安組織の抗争が激化、労働組合や職人組合の
政治経済への反発といった時代の中、数々の襲撃、誘拐に携わり6発の銃弾を
受け、4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験しています。

 1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監され人質と
して扱われていました。その収監中、唯一許された読書が暴力では世の中を
変えることが出来ないことを気づかせてくれました。
 
 ムヒカ元大統領は出所後、ゲリラ仲間と左派政治団体を結成し1995年の下院
議員選挙で初当選を果たします。2005年にウルグアイ東方共和国初の左派政権と
なる拡大戦線のタバレ・バスケス大統領の下で農牧水産相として初入閣。

 そして2009年度の大統領選挙戦で、元大統領である国民党のルイス・アル
ベルト・ラカジェ公認候補を決選投票で破り勝利しました。
 
 2012年にブラジルで開催されたリオ会議(Rio+20)で、ムヒカ元大統領は
経済の拡大を目指すことの問題点を明確に演説し、この時のスピーチが話題を
集め、ノーベル平和賞の候補にもなりました。

 また、スピーチを子供向けに紹介した絵本『世界でいちばん貧しい大統領の
スピーチ』が日本でも出版されています。
 
 「発展ではなく幸福のために私達はいる」、「貧しい人とは、何も無い人で
はなく、この上なく欲しがる人のことを言う」等の多くの名言も彼の生き様が
あるからこそ重く感じます。
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