「輝く今日を見つめて」2015.1.7


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  ドバイに商機

中東に位置するアラブ首長国連邦のひとつであるドバイ。砂漠地帯という
イメージを覆し、今では世界屈伸の観光地、経済拠点へと急成長し、世界中から
「人・物・金」が集まる近代都市であることは皆様もご存知のことと思います。

また、世界でもトップクラスの親日国で、ドバイ国際空港に拠点を置くエミレーツ
航空のCAのうち約300人が日本人とも言われています。しかしながら、世界各国が
先を競ってドバイ市場に参入する中で、日本企業はまだまだ乗り遅れていると
言われています。
 
東京ドーム23個分、1200店舗が出店し、1日18万人が訪れる世界最大の
ショッピングモールがドバイモールです。ここに出店する日本企業は、わずか
11店舗と1%もありません。

もちろん、現在400以上の企業が出店待ちとなっているほど、厳しい基準が
ありますが、基準をクリアしている企業が存在するのも事実です。その厳しい
基準の中に、今ではイスラム圏のビジネスでは当たり前となっているイスラム法が
あります。全てにおいてハラール(合法)であるか、ハラーム(非合法)であるかに
基準が置かれ、ビジネスの上では非常に面倒な基準と言えます。

ただ、ハラールと言っても2つの意味があります。1つ目がイスラム法、もう1つが
健康的で清潔、安全、高品質、高栄養価であることです。この2つ目の基準に、
日本の商機がありそうです。
 
例えば、日本では当たり前となっている個別包装。ドバイモールに出店する
ヨックモックは、現地のお菓子に比べて甘さが控えめ(健康志向)で、個別包装
されて清潔という点で現地の支持を得ました。

さらに、販売方法にも日本らしさが出されています。日本でも世界各国から見れば
過剰と言える包装ですが、アラブでは商品の陳列や包装が桁違いに豪華なのです。
こうした中で、ドバイで意外な成功を収めた日本企業がパン屋です。焼きそばパンが
エメラルドグリーンの箱に入れられ、それが大人気というから驚きです。

また「Mede in Japan」を意識させるような和風のディスプレイもさることながら、
接客面では両手でドアを開ける、また指を揃えて商品を差し出すなど、
現地スタッフと日本流のおもてなし精神が徹底されています。
 
このように、親日国であるからかもしれませんが、イスラム法におけるハラールは、
日本の文化、習慣に類似している点も多いように感じます。もっと簡単に言えば、
人間が健康で安全な生活を送るためのルールと言え、その先には日本のわび・さび、
おもてなしの心があると思います。

「人・物・金」が集まるドバイにおける日本の商機は十分にあると言えそうです。
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