「輝く今日を見つめて」2014.11.8

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              レベル4

「エイズとエボラは、人類にとって最悪の存在。エイズは少しずつ命を奪っていくが、
エボラは一瞬で奪い去っていく。」最近のニュース解説でよく聞く言葉です。これらの病気を
引き起こすウイルスは、病原菌よりも微細な存在で、生物かどうかもまだはっきりと判明
しておらず、一説には隕石でやってきた地球外生命体の可能性もあるとも言われています。

エボラ熱が発生した西アフリカ地方のリベリアやシエラレオネ、ギニアなどの国々は、金や
ダイアモンド、鉄鉱石などを産出する資源国で、これら資源の輸出で高い経済成長を
達成しておりますが、いまだ世界最貧国に名を連ねております。いずれの国も10年以上に
わたる内戦を経ているなど、政情・経済共にまだまだ基盤が不安定です。すでに
4?6月の経済的損失は、エボラ熱によって国家予算の2%に相当するそうです。
また農家でも感染の恐怖心から耕作地を放棄、国内で品薄となった食料などの物価が
上昇しています。この混乱はすでに小規模ながら、ひとつの近い将来の経済モデルと
言っても過言ではなくなってきました。

西アフリカ諸国に端を発するこのエボラ騒動は、スペインや米国内にも感染者が発生

したものの、現在のところ水際による隔離でなんとか食い止めている状況です。しかし

ながら、すでに豪州などは西アフリカ諸国からの人の出入りを禁止するなどの措置が
施されております。また西アフリカ諸国の近国であるナイジェリアは、アフリカ最大のGDPと
人口を抱えOPECの一角でもありますが、先進国のような素早い対応がとりにくく地域
経済に対する影響を与えないため、一刻も早い封じ込めを表明しております。このように
すでに小さなヒビは世界中の至るところに現れており、経済が世界的に寸断される状況と
なってきております。
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