「久しぶりに美術館へ行きました」

東京国立博物館 平成館でボストン美術館「日本美術の至宝特別展」を新聞告知で知りこれは絶対外せないと万難を排しまして伺ってまいりました。

美術館会場は老若男女で結構な賑わいを見せていましたが、ご存じの通りの何気に静寂な室内をゆったりと天才芸術家達の足蹠を我が身一杯に浴びながら堪能させて頂きました。

そんな中、私は我を忘れて芸術に没頭していたのでしょうね、前で鑑賞していらっしゃった60歳絡みのご婦人の松葉杖(ステッキ)を蹴飛ばしてしまったのです。
ところがです、即座に「申し訳有りません」とお詫びを申し上げたのですが、当該そのご婦人も鑑賞に夢中で、私のお詫びなど耳入らない様子でしかも松葉杖は地から浮いていました。
間違いなく松葉杖を必要とされているのでしょうが何かに夢中になると忘れることがあると何かの書籍で読んだことが有りますが正にその通りなのですね。

それから会場のことが気になって拝見していますと、車椅子の方が散見できました。
その中の20歳代と思しき、お一人方は光琳の絵画の前から動こうとしません、付き添いの方が何度も何度も促してやっと次へ移動されて行かれましたが、光琳も天国でさぞや喜んでいるだろうなと勝手解釈したりしていました。

何でもそうなんでしょうが、写真集や画像で鑑賞した印象と実物とのギャップは埋めつくせないですね。当該女性が立ち尽くした光琳の日本画の前で私も立ち竦んでしまいました。
 

美術館

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